グリーングラス

有終の美 ~有馬記念に寄せて~

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前回、グリーングラス号との思い出を書いてみました。
その続きで、もう一つ、昨年末にアップする予定でいて
時期が外れたので見送っていたものを
(実は、一昨年末にも載せるつもりでいた内容(^^;)
勇気を出して?載せてみます。

年の瀬が迫る頃、私の周りにはなんとなく
“馬” のことを話したがる人々が集まってきます(笑)
『有馬記念』 は、多くの馬好きにとって (そうじゃない人にとっても)
特別な意味を持つレースとして存在しています。
私にとっての 『有馬記念』 もまた
絶対に忘れることのできない、特別なレースとして
心に刻まれています。

なぜなら―
私が初めて競馬を見て涙を流したのが
グリーングラスの引退レースとなった
『有馬記念』 だからです。
子供心に抱いた、あの感情は
馬を愛する現在の “原点” となっています。

グリーングラス号が 7歳(旧馬齢)で迎えた
『 第24回 有馬記念(昭和54年) 』
慢性の脚部不安を抱え、順調にレース消化することすら
できなくなっていたグリーングラスを
(当時は、レースを使いながら調子を上げる調教法だった)
厩舎関係者が必死の努力で立て直し
レース直前には、走れる状況にまで戻したという。
(オグリキャップの引退前もそうでしたね)

当時、子供だった私は、そのような状況とは知らず
久し振りに、大好きなグリーングラスの姿を
テレビ画面の中で見つけて、ひとり喜んでいました。
しかし、「これが引退レースです」 という言葉を聞いた時
私の心に湧き上がった、寂しさ、悲しさ―。
「もう二度と、この美しい黒い馬に会えないんだ」
テレビで応援していただけの、この美しい黒い馬に対して
これほどの感情を抱くことに戸惑いながら
しかし、涙が止まりませんでした。

レースは、3コーナーから早めのスパートをかけた
グリーングラスが、得意の押し切る戦法に出ましたが
最後の中山の直線が、恨めしく感じるほど長く、苦しくて…。
脚のあがったグリーングラスを、必死に励ます大崎騎手。
外からは、猛追するメジロファントム!
テレビの前で、「来ないで!」 と叫んでいました。
(当時、メジロファントムも好きな馬だったのですが)

DSC_0201修正後
その昔、エクウスで展示されていた写真(無理を言いました)

DSC_0200(修正後)
その昔、日刊スポーツさんから送って頂いた写真(感謝感激)


まだ、競馬のイメージが “賭け事” としての
暗さを纏っていた時代。
私が “綺麗な馬が好き” という子供心で
競馬を見ていると信じていた親の手前
(両親は競馬をまったくしないので)
それ以上の感情を見せることは出来ませんでした。
“会いに行く” などという発想は、思いもつきませんでした。
競走馬が、引退後にどのような道を辿るかということなど
考えたこともない時代でした―。


■ 優駿回想 「グリーングラス」

ネットからお借りしました。 このビデオ、持ってるハズなのですが(整理が悪い)


学生時代の慌ただしさから、やがて競馬を見ることはなくなり
“美しい黒い馬” の記憶も薄くなりかけた頃
グリーングラスが、北海道で種牡馬として生きていることを知りました。
「あの美しい馬に、もう一度 会える…」
日高の地に初めて降り立ったのは、まもなくのことでした。
その数年後、春風ヒューマ(トウショウヒューマ)との
出会いもありました。

その後の話は、また別の機会に…。
前置きが長くなりすぎました(^^;


私が 『有馬記念』 “特別なレース” と感じるのは
こうした思い出とともに、このレースを最後に
引退していく馬たちが毎年何頭かいるからです。
勿論、有馬記念に出られるような馬たちです。
「次の道が決まっていない」
などと云うことは、まずありません。
それでもこの世界、“有終の美” を飾ることのできる
幸せな馬は、それこそ世代に数頭いるかどうか。
まして 『有馬記念』 です。
関係者にとって 「無事に」 という最大の想いと共に
皆に祝福されて次のステージへ旅立たせてあげたい。
厩舎関係者のそんな話を聞くたびに
全ての馬たちが纏っているドラマに、想いを馳せてしまいます。

今年の勝者 ジェンティルドンナ号
本当におめでとう!
関係者やファンの気持ちと一緒に
更なる名牝への道を歩み続けて下さいね。

でも、それで終わりとはならないのが馬の世界。
だから、勝者になれなかった馬たちにも
次のチャンスがきっとある (と信じたい…)
そもそも、馬たち(本人)が考える勝者って
はたして人間が考えるようなモノサシなのでしょうか?
大レースを勝っても、次のステージで勝ち残れず
人知れず消えていく馬だって数知れず。
競走馬としては未勝利でも、優しい馬主と巡り合って
馬生を全うできる馬だっている。

本人が気持ちよく過ごせているのなら
それが、“しあわせ” なのかな?
春風ヒューマが “有終の美” を飾るお手伝い
私たちも頑張ります!


                
一緒にお手伝いして下さる方、お待ちしています!
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■引退馬ネット内
 春風ヒューマの会 ~トウショウヒューマ応援団~ 
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~ Comment ~

お返事ありがとうございました!

お恥ずかしい話なんですが私が競馬に興味を持った頃にはすでにグリーングラスは種牡馬になっていたので貴方様のような立派なファンではとてもないんで申し訳ないんですが私なりにこれからもいろんな競走馬に出会いたいと思いますし、その中でグリーングラスは私の中でこれからも色褪せることはない特別な存在なのでグラスのためにも競馬にサラブレッドにずっと興味を持っていきたいと思っています!ヒューマを通してこれからもいろいろな発信を是非して欲しいなと思っていますしちょくちょく遊びにこさせて頂きますね!活動頑張ってください‼

こちらにも有難うございます

メトロン星人様

嬉しいコメント有難うございます。
私も 「こんなに好き!」 と言いながら、実は子供の頃すぎて、現役時代の記憶は、後で見たビデオとごっちゃになっていたりします(^^;

実際には、大人になってから目の前で会ったグリーングラスに 「二度惚れ」 しているんですね。
その時も、グリーングラスをお世話されていた方が、馬に対する愛情をファンである私達に一生懸命伝えて下さったから、今こうしてあるのだと思っています。

今度は、そんなお手伝いを、微力ながら私もすることができたら…。
おこがましいかもしれませんが、私が出来る馬たちへの恩返しだと思っています。
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