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回想

馬と人の絆 ~オジュウチョウサンの挑戦で思い出したこと~

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1/26(土)に NHK BS1 で放送された番組

崖っぷち競走馬が起こした奇跡
 ~オジュウチョウサンの挑戦~


競馬場に行かなくなって久しくなりましたが
“オジュウチョウサン” という馬の名前は知っていました。
「有馬記念に伝説的な障害馬が挑戦するらしい…」
そんな程度の知識でしたが
この番組を見て、ふと昔のことを思い出しました。

オジュウチョウサン号は7歳の牡馬。
サンデーサイレンスの血をひく、父 ステイゴールドと
母 シャドウシルエット、両親ともに気性が強く
オジュウチョウサン号もかなり煩い馬。
その性格ゆえ、若い頃は平地で成績が残せず
たった2戦で障害競走に転向。
転向後も、たった1戦のみで和田厩舎へ転厩となりました。

これが、オジュウチョウサン号の転機。
偶然とは必然が生み出した真実の姿。
転厩からわずか2か月で、馬の運命は変わっていく。
そこに何があったのか、本当のところは解らないし
いくつもの要素が重なっていることは
容易に想像が出来るけれど
間違いなくそのひとつには、人と馬の出会いがあったと思う。
調教師の先生、厩務員さん、調教およびレース騎手。
馬の成長にタイミングが合ったことは
馬に強い運があったということ。
番組を見ながら、これまでにもたくさんそのような馬と
巡り合ってきたことを思い出しました。

トウショウヒューマ(春風ヒューマ)も、実はそんな一頭でした。
競走馬としてのデビューは、1996年の1月7日。
第1回東京3日目2R、サラ系4歳(当時)新馬戦
尾形盛次厩舎から、ジョッキーは鈴木寿 騎手でした。
新馬2戦、未勝利1戦と過ごしたところで、尾形厩舎が廃業となり
浅野洋一郎厩舎に転厩。
ここから、馬の運が変わっていきます。

転厩から4戦目の1996年5月27日、
まだ若手騎手(☆1㎏減)だった吉田豊騎手を背に初勝利。
その後、JRAで4勝するまでに成長していきますが
約4年にわたる競走馬生活のなかで、
厩務員さんの愛情が馬を大きく変え
調教の取り組みが結果に影響を与え
そのことが馬の一生にどれほど大きな影響を残したか。
浅野厩舎にいなければ、騎馬隊に入ることもなかったでしょう。

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1999年5月2日 JRA4勝目

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1999年5月2日 JRA4勝目

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1999年5月2日 JRA4勝目

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1998年10月18日 2着

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1998年10月4日 茨木新聞杯

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1998年10月4日 茨木新聞杯

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1996年12月21日 2勝目パドック

デビュー戦パドック1
1996年12月21日 2勝目パドック

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1996年12月21日 2勝目のゴール!

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“トウショウヒューマのかあさん” Oさんの手作り横断幕


オジュウチョウサン号は、運をつかむことが出来た馬。
あれだけ煩い馬を、理解して慈しむベテラン厩務員さんがいたから
人を信頼して走ることに集中することができたのだろうし
調教をつけていたジョッキーの方が、手間をいとわず
あの馬にあった調教方法を考えてくれたから
持て余していた能力を引き出すことが出来た。
「馬があう」 という言葉を石神騎手は使っていたけれど
馬に対する愛情がなければ、決してこの奇跡は起こらなかった。
もしかしたら、和田厩舎だったから起きた奇跡なのかもしれない。
そして、馬主さんの熱い想いが
オジュウチョウサン号を更なる高みに導いた―。
(あれだけ煩い馬がセン馬になっていなかったのも驚き)

ここまで話題性のある馬でなくても、競走馬の世界では
こうした人と馬の話は、枚挙にいとまがない。
だから競走馬の世界には感動があり
若い頃には、のめりこむように競馬場に通っていた。
知れば知るほど奥が深い、馬の世界―。
いろいろなことがあって、たくさん悩んで
そして、最後にたどり着いたのが、今の道だった。

春風ヒューマも、現在はあんなにのほほんと過ごしていますが
それなりのドラマを背負って、ここまで生きてきたんですよ (^-^;
春風ヒューマもまた、運をつかんだ馬。
馬自身の頑張りはもちろん、生産牧場の方、育成牧場の方
調教師の先生、厩務員の方、調教をつけて下さった方
レースに跨ったたくさんの騎手の方
騎馬隊で一人前に育てて下さった担当者の方
そして、渡辺牧場さん。
最後なりましたが、春風ヒューマを応援して下さる皆様。
どれひとつ欠けても、現在の幸せには繋がらなかった。

せっかく結びついた絆を大切に守りながら
これからも春風ヒューマを支えていきます。
本当に、責任重大だな…と改めて感じています。
力不足とは思いますが、これからも宜しくお願い致します。


追伸 : 春風ヒューマがデビューした時の
      尾形盛次厩舎と鈴木寿騎手の組み合わせは
      春風ヒューマが大好きだったコーセイさんが
      1989年の中山記念(GⅢ)で勝利した時と同じなのですね。
      鈴木寿騎手は、これが唯一の重賞勝利なのです。
      こんなところで、馬の縁も続いているのだと
      ちょっと嬉しくなりました。

デビュー戦パドック1
1996年1月7日 デビュー戦パドック 鞍上は鈴木寿騎手


■引退馬ネット内
 春風ヒューマの会 ~トウショウヒューマ応援団~ 
 https://www.rha.or.jp/support-form/harukazehyuma-form.html
 ※引退馬ネットの「春風ヒューマの会」≪入会フォーム≫ にリンクしています。


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